T420sのmSATAスロットにSSD増設してシステム移行

ThinkPad T420s の空きmSATAスロットにSSDを増設してシステムドライブとして使ってます。OSは購入時HDDに入っていたものを丸ごとコピー(リカバリー)しました。T420s購入直後に実施してから約1ヶ月経ちますが特に問題ないようなので作業手順を書いておきます。

■mSATA用SSDの選定

mSATA用SSDはIntel310シリーズ40GB(SSDMAEMC040G2C1)または80GB(SSDMAEMC080G2C1)あたりが鉄板らしいです。で、40GBよりも80GBのほうが速いそうな。でも80GBのほうが品薄でタイミングによっては1ヶ月待ちとかざらにあるらしい。私が今回使ったのは80GBです。注文時残り数わずかでしたが無事購入できました。

■概要

作業手順は以下のとおり。

  1. リカバリーメディア作成
  2. SSD(mSATA)を増設
  3. リカバリーメディアからリカバリー
  4. リカバリーエリアをGPartedで削除

■手順

1.リカバリーメディア作成

まずはリカバリーメディアを作成します。本来は出荷状態に戻すために使うものですが、これを利用してSSDにシステムドライブを構築します。メニューから「リカバリー」で検索すると「リカバリー・メディアの作成」が見つかりますのでそれで作成します。

リカバリー(出荷状態に戻す)ではなく、今使っている環境をそのまま移行したい場合は「インテル Data Migration Software」を使えば何とかなるのではないでしょうか?たぶん。

2.SSD(mSATA)を増設

次にSSD(mSATA)を増設します。mSATAスロットはメモリスロットのすぐ近くにあります。SSD調達前に念のため空きスロットを確認しておいた方がいいかも。で、SSD(mSATA)の増設はメモリ増設と同じような感じで、斜めに挿してから押して本体に付いてるネジで止めます。よくわからんケーブルはSSDの上に置くと蓋が閉まらないので隣の空間に持っていきましょう。


3.リカバリーメディアからリカバリー

予め作成しておいたリカバリーメディアを使ってSSD(mSATA)を出荷状態にリカバリーします。念のためHDDは外しました。リカバリーメディアから起動しないときはBIOSのブート順を確認してください。リカバリーが終了したらSSDから起動して動作を確認します。

4.リカバリー用エリアをGParted(Live)で削除

出荷状態ではリカバリードライブとして15GBほどパーティションが割り当てられています。リカバリーメディアは作成済みなのでこの部分を削除してシステムドライブのパーティションを広げようと思います。

使用するツールはGParted(Live)です。CD-Rに焼いてブートしてSSDのリカバリーパーティションを削除し、その前にあるシステムパーティションを広げます。Apply押して作業開始。作業はすぐに終わります。再起動後エクスプローラーで見ると以下のような感じになります。

以上で終了です。

ちなみに、mSATAのSSDだけだと容量が足りないのでT60で使っていたSSD(SSDSA2CW300G3B5)をSATAに繋げてデータドライブとして使用しています。SSDSA2CW300G3B5は高さ9.5mmなのでT420sに取り付ける際7mmに変更する必要があります。やりかたはネジを外してスペーサーを外してDIY店とかヤフオクから調達した7mmにするネジを使って蓋を取り付けるだけです。たぶん解説サイトがたくさんあると思うのでそちらをご参照ください。

最後にHDD, SSD(mSATA), SSD(2.5inch)のベンチ結果を載せておきます。



今回増設したmSATA用SSDはSSDとしては遅い方になると思いますが、それでもHDDに比べたらずっと快適ですね。

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